ARIMAO Kamachi
2009年05月12日
00:49
さて今回は前回の予告のとおりYouTubeをSL(セカンドライフ)で見る方法です。YouTubeを見るためのテレビはSLの中でも有料なもの、フリーのものいくつもあるのですが、だいたいこれから書く作業をスクリプトを使って自動で行っているものがほとんどのようです。ただし、そういうテレビの場合プレイリストで動画を簡単に切り替えたりチャットでYouTubeのURLを入力するだけで動画が見られるなどの機能もあったりします。
まずSLで見られる動画はラジオと同じで形式が限られています。そのためYouTubeをブラウザで見る場合に配信されているFLVという形式のままではSLで見ることが出来ません。YouTubeからFLVの動画ファイルを抜き出すのも色々面倒です。ではSLでなぜYouTubeの動画が見られるかというとyoutubemp4というサイトでSLで再生可能なmp4という形式に変換するサービスがあるからです。
このサービスは確か去年の2月ごろから始まったと記憶していますが、SLでYouTubeを見られるテレビが出始めたのが去年の3月か4月ごろからだったと思います。
また前置きが長くなりましたが具体的なやり方の説明に入りましょう。まずYouTubeでSLで流したい動画を探しましょう。
YouTube - Broadcast Yourself
SLで流したい動画がみつかったら、そのページのURLの部分を少しいじります。youtube.comの部分をyoutubemp4.comに書き換えます。「mp4」を挿入するだけで、そのほかのURLはそのままです。判りにくかったらURLを一度メモ帳などに書き写して書き換えてください。そして「mp4」を書き加えたURLを開くとYouTubemp4のページが開きます。
具体的に1つ例として元のURLと書き換えたURLを書いておきます
http://www.youtube.com/watch?v=QHDKj0iknR8
もとのYouTubeのURL
http://www.youtubemp4.com/watch?v=QHDKj0iknR8
書き換えたURL
ページの下のほうには小さくもとのYouTubeの動画画面がでているはずです。このページの「Download Link is here」と英語で書かれている下の部分が元の動画のmp4形式のファイルへのリンクになります。
ちょっと写真が大きすぎたような気もしますが気にしないでつぎいきましょうw
さて上の写真の赤丸で囲んだ部分にカーソルをあわせ右クリックして「プロパティ」を選ぶとmp4ファイルのURLが表示されるはずです。このURLをコピーしましょう。
クリックで拡大
あとは
メディア設定の基本その2で説明したように土地情報のメディアのところへ、このURLを書き込めばいいわけです。メディアタブの上側の「設定」というボタンをクリックすると別に一つウィンドウが開きます。ここの白地の部分にURLを書き込み「OK」のボタンをクリックすると土地への動画URLの設定が完了します。やってみると意外と簡単です。
さて最後に注意点をいくつか、4月にこのYouTubemp4のサーバーが数日ダウンすると言うことが起こったそうです。とうぜんその間YouTubemp4経由で動画を変換することができなくなり、SLでYouTubeの動画が見られないということが起こったそうです。つまりYouTubemp4のサービスが停止または終了してしまうと今回の方法でYouTubeの動画を見ることはできなくなっていしまいます。
またYouTubemp4で変換したmp4形式のファイルはダウンロードしながら再生できるのでSLでの再生が可能なのですが本来はいったんパソコンへダウンロードして携帯プレイヤーなどで楽しむためのサービスのようなのです。そのためmp4は画質はいいのですが、もとのYouTubeのFLVに比べるとファイルの大きさが倍以上になることもあるのでダウンロードが再生にまにあわなくて途中で動画が止まるということもFLVよりずっと起こりやすくなります。サーバーの込み具合や回線状況の影響をうけやすいってことですね。
YouTubeだけでなく他の動画共有サイトでも同様にmp4形式でダウンロードできるところもあるようで、それらのサイトの動画もSLでは見ることが出来るはずです。実際に他の動画サイトの動画が見られるというテレビもSLでは売られています。他のサイトについては私もそのうち検証してみたいと思っています。